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第19回フォークリフト雑学講座

皆さんこんにちは!

株式会社エコノリース、更新担当の中西です。

 

~変遷~

1|フォークリフトの誕生と普及の始まり(1950〜60年代)

戦後復興とともに日本の工業化が進む中で、倉庫や工場では「大量の荷物を効率的に動かす」手段が求められました。
このニーズに応える形で、1950年代にフォークリフトが本格的に国内導入され始めます。

当初の販売は、製造メーカーが直接顧客に販売するスタイルが主流。需要は製造業や港湾・倉庫業が中心で、フォークリフト=産業用の特殊機械という位置づけでした。


2|高度経済成長と販売網の拡大(1970〜80年代) 🏗️

高度経済成長期、日本全国で工場・物流拠点・建設現場が急増。
それに伴いフォークリフトの需要も爆発的に拡大しました。

  • ディーラー制による地域販売網の整備

  • 保守・点検サービスの付随販売の定着

  • 内燃機関式フォークリフトの普及(ガソリン・ディーゼル)

販売業は単なる「モノ売り」から「導入+メンテナンス提供」へとシフトし、アフターサービス込みのビジネスモデルが確立しました。


3|規制強化と環境対応の時代(1990〜2000年代) 🌱

バブル崩壊後も物流需要は堅調で、フォークリフトは社会インフラとして不可欠な存在となります。
一方で、この時期から 環境規制・安全規制 が強化され、販売業にも変化が訪れました。

  • 排ガス規制に対応したエンジン車の販売

  • バッテリー式電動フォークリフトの普及開始

  • 安全教育(フォークリフト技能講習)との連動販売

  • リースやレンタル市場の拡大

「販売=一台納品」ではなく、顧客の運用環境全体を提案するコンサル型販売が主流となりました。


4|グローバル競争と多様化の時代(2010年代) 🌐

グローバル物流やECの拡大により、フォークリフトの需要は世界規模で拡大。
この時代の特徴は、多様化と国際化です。

  • 電動化が加速し、リチウムイオン電池搭載車の販売が増加

  • 海外製フォークリフトとの競争激化

  • 自動倉庫やAGV(無人搬送車)との組み合わせ提案

  • 中古市場や海外輸出ビジネスの拡大

販売業は「新車販売」だけでなく、中古・レンタル・輸出入・メンテナンスと幅広く展開する時代に入りました。


5|次世代型フォークリフトと販売業の変革(2020年代〜現在) 🤖⚡

現在、フォークリフト業界は大きな転換期を迎えています。

  • EV化の本格化:CO₂削減に向け、バッテリー式の需要が急増

  • 自動運転技術:自律走行型フォークリフトの登場

  • IoT連携:稼働データをクラウドで管理し、最適運用を提案

  • サブスクリプション型契約:販売から「利用サービス」への転換

販売業は単に機械を売るのではなく、データ・環境・効率を提案するソリューション業へと進化しています。


6|これからの展望 🚀

今後のフォークリフト販売業は、次の方向へ広がっていくでしょう。

  • 完全電動化とゼロエミッション対応

  • AI・自動化技術の導入支援

  • 安全教育とDX(デジタル管理)の一体化提案

  • 循環型ビジネス(リユース・リサイクル強化)

販売業は「機械を届ける」だけでなく、物流全体を支える パートナー的存在 としての価値が高まると考えられます。


まとめ ✨

フォークリフト販売業は、

  • 黎明期:導入期の直接販売

  • 成長期:ディーラー網とアフターサービスの確立

  • 規制対応期:環境・安全ニーズへの適応

  • 国際化期:多様化・中古市場の拡大

  • 現在:電動化・自動化・サービス化

という変遷をたどってきました。

今後も、物流の効率化・環境対応・安全性向上を支えるために、販売業は進化を続けていくでしょう 🚜📦🌍✨

 

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