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第13回フォークリフト雑学講座

皆さんこんにちは!

 

株式会社エコノリース、更新担当の中西です。

 

 

 

フォークリフト売買の環境について

~中古リフトの再利用と環境負荷の軽減~

フォークリフトは、物流や製造の現場で欠かせない搬送機器のひとつです。


しかしその一方で、「エンジン排気」「騒音」「資材使用量」などの面で、環境への影響が避けられない重機でもあります。

今回は、フォークリフトの売買を通して、**どのように環境負荷を軽減できるのか?**また、現場で実際に行われている環境配慮とはどのようなものかを掘り下げていきます。


✅ フォークリフトが環境に与える影響とは?

 

まずは、フォークリフトが環境にどのような影響を与えているのかを整理しましょう。

要因 内容 環境への影響
排ガス ディーゼル・LPGエンジン式 PM・NOx排出、CO₂増加
騒音 エンジン振動やアイドリング音 作業環境悪化、近隣騒音
廃油・グリス 整備時に発生 土壌汚染の可能性
本体構造 鉄・ゴム・樹脂など大量の資材 製造時のCO₂排出や資源消費

つまり、製造・使用・廃棄のあらゆる段階で、フォークリフトは環境負荷と隣り合わせです。


✅ 中古フォークリフトの再生は“循環型社会”を支える

 

ここで重要な役割を果たすのが、中古フォークリフトの売買・再利用です。
通常、新車を製造するには多くの資源とエネルギーを必要としますが、中古車を整備・再生して再び使うことで、製造工程に伴う環境負荷を回避することができます。

中古市場での環境貢献ポイント:

  • 解体せず、1台まるごと再使用できる

  • 廃油・廃材が最小限に抑えられる

  • 一部部品交換により、長寿命化が可能

  • 海外輸出では、廃棄予定品が他国で再活躍

また、近年では「整備記録付き認定中古リフト」として販売するケースも増えており、安心・安全・環境配慮の3つを兼ね備えたモデルとして評価されています。


✅ 買い替え時に問われる「環境対応」

 

フォークリフトを売却する際、「古いから壊れたら廃車」とするのではなく、環境に配慮した処理が求められています。

  • 有害物質(鉛バッテリー・油類)の適正処理

  • 再販可能部品の分解・回収

  • 鉄材のスクラップ化による資源再利用

  • リサイクル証明の発行

こうした取り組みは、企業のCSR(社会的責任)にも直結し、売却時の信頼性にもつながります。


✅ 電動フォークリフトの普及と課題

 

環境対応の象徴的な存在が「電動フォークリフト」です。
排ガスゼロ・低騒音・クリーンな印象がありますが、一方で以下のような課題もあります。

  • バッテリー製造に伴うCO₂排出

  • 鉛・リチウムのリサイクル問題

  • 充電設備の導入コスト

このため、電動化だけでなく、使用後の回収・再利用まで含めた“全体最適”の視点が不可欠なのです。


▶ まとめ:フォークリフト売買は“環境整備の一端”を担う

 

中古車両の再利用、パーツの再生、正しい処分。
こうした一つ一つの積み重ねが、フォークリフト売買を「環境負荷の少ない流通」として確立させつつあります。

売る人、買う人、そして整備する人すべてが、「もう一度使う価値」を意識することで、フォークリフトの未来は、もっとクリーンでスマートなものになるはずです。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

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