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第12回フォークリフト雑学講座

皆さんこんにちは!

 

株式会社エコノリース、更新担当の中西です。

 

 

 

フォークリフト売買の鉄則:高く売り、正しく買うための5つの極意

 

 

今回は、前回ご紹介したフォークリフトの販売・買取の歴史をふまえて、実務で重要とされている**「売買の鉄則」**について一般的な市場での動向を基に詳しくお話しします。

中古車両市場は価格も情報も変動が激しい世界。だからこそ、正しい知識と戦略が必要です。


◆ 鉄則①:査定の決め手は「稼働時間」と「整備履歴」

 

フォークリフトの価値は、普通車の「走行距離」に相当する「稼働時間」で評価されます。

  • 稼働3,000時間未満 → 高額買取対象

  • 稼働5,000時間以上 → 中古価格が急激に低下

  • 稼働10,000時間以上 → 海外輸出か部品取りの対象

 

さらに、

  • 定期点検記録

  • 修理履歴

  • 交換部品の明細

 

などがそろっていれば、査定額アップにつながります。


◆ 鉄則②:外観と内部の“ひと手間”で査定額は変わる

 

売却前の「清掃・整備・塗装」の有無が、査定額に数万円〜十万円単位で影響することがあります。

  • サビ取り、簡易塗装

  • シートの交換

  • 油漏れ・パンク修理

  • ステッカー類の剥離

 

フォークリフトは「現場で使うもの」ではありますが、見た目の印象が大事。中古であっても**“管理されていた感”がある車両**は、買い手に安心感を与えます。


◆ 鉄則③:国内と海外、それぞれの需要を読み解く

 

販売戦略において、国内向けと海外向けのニーズの違いを把握することは非常に重要です。

項目 国内向け中古市場 海外輸出市場
年式 比較的新しい(5年以内) 古くてもOK(10〜20年)
排ガス規制 適合が必須(自治体対応) 不問の国が多い
稼働時間 少ないほど良い 多くても修理前提で購入される
燃料種別 バッテリー車が人気傾向 ディーゼル・ガソリン車も可

この違いを理解すれば、「国内で売れないフォークリフトも、海外で高く売れる」ことが多々あります。


◆ 鉄則④:信頼できる業者とつながる=市場価値が安定する

 

フォークリフトの売買では、買取業者や販売ディーラーの信頼性が非常に重要です。

  • 車両状態の説明が明確か

  • 下取り価格と販売価格のバランスが適正か

  • アフター対応・部品供給体制が整っているか

 

誤魔化しや中途半端な取引が横行しやすい分野だからこそ、「長く付き合える業者選び」が成功のカギを握ります。


◆ 鉄則⑤:情報発信がブランドになる

 

近年では、SNSや動画でフォークリフトの販売情報を発信する企業も増えています。

  • 整備中の様子を投稿

  • スタッフの声を紹介

  • 購入後レビューを掲載

 

こうした「透明性のある発信」によって、企業ブランドと信頼感を高め、「この会社から買いたい」「売りたい」と思われる存在になれます。


【まとめ】

 

フォークリフトの販売・買取は、単なる“中古車のやりとり”ではありません。
それは、機械の命を引き継ぎ、次の現場へバトンを渡す仕事です。

高く売るために、正しく買うために、そして信頼を積み重ねていくために――。
この業界の鉄則を押さえて、価値あるビジネスを築いていきましょう。

次回もお楽しみに!

 

 

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