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皆さんこんにちは!
株式会社エコノリース、更新担当の中西です。
目次
今回は、前回ご紹介したフォークリフトの販売・買取の歴史をふまえて、実務で重要とされている**「売買の鉄則」**について一般的な市場での動向を基に詳しくお話しします。
中古車両市場は価格も情報も変動が激しい世界。だからこそ、正しい知識と戦略が必要です。
フォークリフトの価値は、普通車の「走行距離」に相当する「稼働時間」で評価されます。
稼働3,000時間未満 → 高額買取対象
稼働5,000時間以上 → 中古価格が急激に低下
稼働10,000時間以上 → 海外輸出か部品取りの対象
さらに、
定期点検記録
修理履歴
交換部品の明細
などがそろっていれば、査定額アップにつながります。
売却前の「清掃・整備・塗装」の有無が、査定額に数万円〜十万円単位で影響することがあります。
サビ取り、簡易塗装
シートの交換
油漏れ・パンク修理
ステッカー類の剥離
フォークリフトは「現場で使うもの」ではありますが、見た目の印象が大事。中古であっても**“管理されていた感”がある車両**は、買い手に安心感を与えます。
販売戦略において、国内向けと海外向けのニーズの違いを把握することは非常に重要です。
項目 | 国内向け中古市場 | 海外輸出市場 |
---|---|---|
年式 | 比較的新しい(5年以内) | 古くてもOK(10〜20年) |
排ガス規制 | 適合が必須(自治体対応) | 不問の国が多い |
稼働時間 | 少ないほど良い | 多くても修理前提で購入される |
燃料種別 | バッテリー車が人気傾向 | ディーゼル・ガソリン車も可 |
この違いを理解すれば、「国内で売れないフォークリフトも、海外で高く売れる」ことが多々あります。
フォークリフトの売買では、買取業者や販売ディーラーの信頼性が非常に重要です。
車両状態の説明が明確か
下取り価格と販売価格のバランスが適正か
アフター対応・部品供給体制が整っているか
誤魔化しや中途半端な取引が横行しやすい分野だからこそ、「長く付き合える業者選び」が成功のカギを握ります。
近年では、SNSや動画でフォークリフトの販売情報を発信する企業も増えています。
整備中の様子を投稿
スタッフの声を紹介
購入後レビューを掲載
こうした「透明性のある発信」によって、企業ブランドと信頼感を高め、「この会社から買いたい」「売りたい」と思われる存在になれます。
フォークリフトの販売・買取は、単なる“中古車のやりとり”ではありません。
それは、機械の命を引き継ぎ、次の現場へバトンを渡す仕事です。
高く売るために、正しく買うために、そして信頼を積み重ねていくために――。
この業界の鉄則を押さえて、価値あるビジネスを築いていきましょう。
次回もお楽しみに!