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第14回フォークリフト雑学講座

皆さんこんにちは!

 

株式会社エコノリース、更新担当の中西です。

 

 

 

フォークリフト売買の未来について

~電動化・IoT・グローバル市場の革新~

前回は、フォークリフト売買と環境の関係について解説しました。


今回は視点を未来に移し、「フォークリフト売買の世界がこれからどう変わっていくのか?」について、技術・ビジネス・社会ニーズの3つの側面から見ていきましょう。


◆ 1. 電動フォークリフトが“主役”になる時代へ

 

現在、世界的に「脱炭素社会」に向けた動きが強まっており、エンジン式フォークリフトから電動式へのシフトが急速に進行しています。

電動フォークリフトの進化:

  • リチウムイオンバッテリー搭載モデルの普及

  • 急速充電・長寿命型セルの登場

  • 寒冷地・長時間使用にも耐える新技術

これに伴い、中古市場でも「高年式・電動モデルの評価が上昇」しており、今後は「バッテリーの性能=中古価値」という時代になる可能性もあります。


◆ 2. IoTと遠隔管理で「スマート売買」へ

 

物流業界全体がスマート化する中、フォークリフトにもIoT(モノのインターネット)技術が導入されはじめています。

  • 使用時間・稼働履歴・メンテナンス履歴のクラウド保存

  • 故障診断情報の自動通知

  • GPSで位置情報を追跡管理

  • 使用状況に応じた「サブスクリプション型販売」へも展開

中古市場でも、「履歴データ付き車両」が高値で取引される傾向が強まっています。
つまり、“見えない部分を可視化できる”ことが新しい信頼と価値になるのです。


◆ 3. グローバル中古市場の拡大と二次活用

 

日本製フォークリフトは海外でも評価が高く、中古車両の輸出が盛んです。今後は特に:

  • アジア・アフリカ・中東市場でのニーズ増

  • 環境規制の少ない国での再利用

  • 日本で使えなくなった年式でも「即戦力」として活躍

さらに、使い終わったフォークリフトも解体され、エンジン・アーム・マストなどの部品単位で再販されるパーツ市場も今後さらに成長が期待されています。


◆ 4. SDGsとCSRに結びつく「選ばれる販売」

 

今後、フォークリフトの売買は「安い・早い」だけでは差別化が難しくなっていきます。
企業は取引先や社会から、次のような視点で選ばれる時代になります:

  • 環境配慮型の販売・整備方針を持っているか?

  • 再利用・廃棄処理に責任をもっているか?

  • 社会貢献(途上国支援やCO₂削減)とつながっているか?

そういった視点を持つ企業は、「フォークリフトを売ることで、社会をよくする」という、新たな評価軸で選ばれる存在になるでしょう。


▶ まとめ:フォークリフト売買は“物流DXの鍵”となる

 

これからのフォークリフト売買は、
✔ 環境負荷が少なく
✔ デジタルでスマートに管理され
✔ 国境を越えて活用され
✔ 社会的価値とリンクする

——そんな「持続可能な物流を支えるしくみ」へと進化していきます。

中古車両1台の売買が、地球環境と国際社会にポジティブな影響を与える未来を、私たち一人ひとりが創っていく時代です。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

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