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皆さんこんにちは!
株式会社エコノリース、更新担当の中西です。
目次
今回は、工場、倉庫、港湾などで大活躍している「フォークリフト」の販売・買取ビジネスについて、その歴史的背景と変遷に焦点を当てて一般的な市場での動向を基にご紹介します。
当たり前のように見かけるフォークリフトですが、実はその流通形態や売買のスタイルは、日本の産業構造や物流の変化とともに劇的に変化してきたのです。
フォークリフトは、1920年代にアメリカで開発され、第二次世界大戦後に軍需輸送から民間物流への活用が進みました。
日本では戦後復興が始まった1950年代後半に本格導入され、国内メーカー(トヨタ、コマツ、三菱ロジスネクストなど)による国産フォークリフトの生産がスタートします。
当初は建材工場や港湾、鉄鋼業など一部の重工業に限られていましたが、高度経済成長期に入ると、全国の流通・工場ラインでの導入が一気に進みます。
1970年代〜1990年代前半までは、新車販売が主流の時代でした。
企業は新品を長期保有することが前提
メーカー系列の販売ディーラーが中心的な役割
下取り車両はあまり市場に出回らず、整備工場で使用される程度
しかし、経済の成熟化とバブル崩壊を背景に、企業のコスト削減志向が強まり、中古フォークリフトの需要が急増していきます。
2000年代以降、中古車市場の整備とともに、フォークリフトの買取・再販を専門とする業者が台頭します。
稼働時間や年式に応じた価格査定
オークションプラットフォームの整備(業者間市場)
輸出市場の開拓(東南アジア・中東・アフリカ向け)
特に日本製フォークリフトは、耐久性と整備技術の高さから海外で非常に高評価。国内で需要のない古い機種でも、海外では現役で活躍できるというニーズが存在するのです。
現在のフォークリフト販売・買取業界は、新たな局面を迎えています。
リース満了車両の再販
バッテリー式(EV)リフトの普及と中古流通
インターネットによる査定依頼・販売サイトの活用
LINEやスマホでのリアルタイム査定・商談
中小企業も含めて、手軽に査定依頼・比較・購入できる環境が整ってきたことで、売買はますます活性化しています。
フォークリフト販売・買取の歴史は、日本の産業と物流の進化そのものと言えるでしょう。次回は、実際にこの業界で**失敗しない・信頼されるために守るべき「鉄則」**について、現場目線で詳しく解説します。
次回もお楽しみに!